ウクレレマイスターになれるかな2
(全音ウクレレキット製作)

        そんなことでってどんなこと、とつっこみながらも全音ウクレレキットを買ってしまった
        今回はYAMAHA YUK100をお手本にして作ってみましょう。

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1、全音ウクレレキットの内容

石橋楽器で\5,520でした。キットの内容はとっても充実しています。木工用ボンド、紙やすり、さらにゴムバンドまでついてます。

ただ一点残念なことに口輪がついてません。口輪のないウクレレはさびしい。でも大丈夫タトゥーシールがあるのさ。

 HOSCOと違ってボディーがバラバラです、創作意欲をかきたてられます。

ちなみに、ボディーはマホガニーの単板仕様で高級ウクレレキットとのこと、さぞかし良い音がするのでは、期待もふくらみます。

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2.それでは組み立てにかかりましょう。

まず補強枠をボディー側面に貼り付けるのですが、ごらんのとおりの針の山ならぬ洗濯バサミの山、洗濯バサミは100均で買いました。

上下の補強枠をはみ出さぬようにはりつけます

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3.力木の接着

弦のテンションに耐える為、表板と裏板に力木を接着するのですが、こいつがなんだかすごくごっつい気がします。YUK100を覗いてみるとずっと細いものがついていて、音の良さを追求するなら削るべきか悩むところです。

 しかしまっいいかってそのままつけてしまった。全音さんも最適な太さを選んでいるんだきっと。

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4.表板と裏板の接着

 表板と裏板を木工用ボンドで接着、付属のゴムバンドで固定、さらに万力で固定。

万力も100均です。100均にはお世話になってます。

 写真にはありませんが、表板、裏板は側面の板から相当はみでています。表板、裏板の貼り付けが終わったらはみでた部分をカッター等でけずるのですが、木目に沿って刃を入れるとパリッツと一気に割れていってしまうので、木目に対し斜めにガリガリやっていきます。

 無事に削り終えたら、付属の紙やすりでつなぎ目をなめらかになるまで、ごしごし。

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つづいてボディー全体をごしごし、ネックもごしごし。ところで全音のネックはHOSCOのネックに比べて加工がかなり荒っぽいです。

角がいっぱいあります。太いですボディと全く材質が違います。そんでもって色もぜんぜん違ってます。

5.ネックの取り付け

納得がいくまで削りたおした後、ボディとネックを接着します。ネックとボディにはボス穴があり位置合わせが容易にできる様になっています。やるな全音

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6.指板の加工

指板の色がかなり赤っぽいのです。このまま作ると結構軽めのウクレレになってしまいそう。

指板は黒っぽいほうが高級そうでしょ、ポアステインの黒を塗っちゃいましょう。

 

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指板の側面を触ってみるとフレットの角がとがっていて、指を切っちまいそうなくらい痛いんです。これまた荒っぽいぞ全音さん

精密やすりですべすべにしてみました。 

これで高級感ただよう?指板になりました。

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7.指板の接着

 指板を接着します。浮き上がってこないように割り箸とゴムで固定しながら、ここでは100均のちっこい万力を使いました。100均大活躍です。

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8.色を塗りましょう

 さて、今回はオイルステインのマホガニー色を布に含んで刷り込むようにさっと塗ります。

ここで問題発生、ボディとネックの材質が全く違うので、発色がぜんぜん違います、さらにネックは塗料をはじいてしまいます。

ネックの色はかなり白っぽく、つやつやしてます。

そこで、えーいストラトキャスターのメイプルネック風にしちゃえ、ヘッドの表だけマホガニー色を濃く塗ってネックの裏側はニス塗りのみでどうだ!

ついでにボディ側面のふちに黒い線もいれちゃえ。

ブリッヂ位置は例によって+3mmです。


9.完成

らんのとおりの物が出来ました。早速鳴らしましょう。       こんな音♪

あらびっくり、HOSCOと全然音の大きさが違います。コロコロいってる。YAMAHAのYUK100顔負けです。

でもHOSCOも捨てがたいものがあるのです。音の違いについてはコチラ

10.感想

こいつはHOSCOに比べてちょいと大人向きです。中学の技術科の教材にはもってこいかな、そいでもって音楽の授業で使えば一石二鳥かも。音の良さを追求するお父さんには、表裏板を薄くするとか、力木を削るとか、いじり倒すところが沢山あって、とってもおすすめ!!

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