ウクレレマイスターになれるかな?
 (HOSCOウクレレキット製作記)

たまたま東急ハンズでウクレレキットをみつけました。初めて製作したウクレレキットの製作記です。

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1.HOSCOウクレレキットの内容です。

 HOSCOウクレレキットには\5,500と\3,000があり\5,500の方はマホガニー板仕様らしいです。(写真)

ボディはすでに組み立てられています。口輪シールがついてます。これはポイントです。なぜ?後に紹介する全音キットにはないからです、口輪のないウクレレはチョットさびしい。

ほかに、木工用ボンド、ゴムバンド、紙やすり等が必要です。
あと、色を塗るにはペンキ等ってとこですな。

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2.さて、組み立てにかかりましょう。

 各パーツは仕上げの処理がされていないので、表面をひたすらやすりがけです。
ボディは薄いほうがよく響く、どっかに書いてたなとおもいながら

240 番くらいの紙やすりでごしごし

 ごしごし

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3.ネックもごしごし

 ごし、    ごし、    ごしごしごし、

だんだん細かい紙やすりにしてごしごし

ごしごし、  結構根気がいりますね。

 


4.ネックをつけます。

表面のすべすべ感に納得したら、ネックの表面と、ボディの表板の高さが一致するように木工用ボンドでボディとネックをつなぎます

   つるっとすべるのでゴムバンド等で固定します。

ところで、ネックはねじ止めもせず木工用ボンドのみの接着です。そう小学校以来木工用ボンドってなんか接着力に欠けるってイメージありませんか? 弦のテンションに耐えられるのかとっても心配。

ところが作製後4ヶ月を過ぎてもまったく問題なしです。
   甘く見てたぜ木工ボンド


5.指板の接着

ネックの表面と、ボディの表板の接合部分に段差を紙やすりで、丁寧にならしてから指板接着します。指板は接着時に浮き上がらないように、写真のように割り箸等で固定します。

指板を貼ってからネックの側面と指板の接続部付近をきれいにやすりがけします。

あ〜ネックをボディに接着する前に、指板を仮止めしておいて、ネックを成形した方がよかったかな〜  反省

 



6.ブリッジの位置決め

ネックの両端の延長線上と、ブリッジが乗りそうな部分にマスキングテープを張ります。
ネックの両端の延長線と、ネックの中心線の延長線を鉛筆で書き込みます。

説明書には、ナットから12フレットの長さと、12フレットからサドルの長さが等しくなるように位置を決めるとあったのでそのとおりに位置をきめました。

が、しか〜し  後で書きますがこのままでは音程のくるったウクレレが出来てしまいます。

 ブリッジの外枠に添って鉛筆でかたどりをした後で、5mmほど内側にカッターナイフできりこみをいれます。
ブリッジの接着部分のマスキングテープをのこして、回りのテープを取り去ります。

 もし、全面に塗装した上にブリッジを接着すると、弦を張った瞬間、「バ〜ン」という音とともに、 ブリッジが吹っ飛ぶなんてことになります。

全面に塗装してから、ブリッジの部分だけ剥離材で剥がす手もありますね。

 

 

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7.色を塗りましょう。

 色は、お好みで。迷彩色、豹柄、なんてのもいいかもしれません。

ちなみに、最初は水性ペイントのライトカーキを塗ってしまいました。(写真)見た目はとってもきれいと満足していたのですが、その後いろいろ調べた結果、音の良さを追求するにはウレタン系の塗料より顔料系との結論に達しました。

 インテリアとしてならこれでもよしなんだけど、そこはウクレレマスターヨーダ?を目指す私としては、
気になる、気になる気になる

そんなことで後でオイルステインのけやき色を布に含ませてさっとすりこむ程度の塗装に変えました。

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8. 完成

 ブリッジをつけ、上駒をつけ、弦を張ったらいよいよ完成

 ブリッジの位置はチューニングを決定付けるので慎重に、上駒から12フレットの長さと、12フレットから下駒の長さを正確に同じにした、あれっピッチがまったく合っていない。

 チューニングも微妙にくるっててきもちわるーい。そこでネットで検索、ありましたフレット計算を載せてくれているページが、感謝

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弦のテンション等を考慮して、上駒から12フレットの長さ+3mmにするらしい。

ブリッジをはずさねば、こいつが一苦労なかなか取れない、恐るべし木工ボンド。

ブリッジをはずしたついでに色も塗り替えちゃえ、てなことで前記のけやき色になりました。

ここで問題発生、色をはがしたら当然口輪もとれちゃった。口輪のないウクレレはさびしい、うーん手書きでかいてみようか、でもビヨビヨの変な線かいたら人前で弾けないぞ。人前にだせないウクレレは悲しい

 

 色々探しまくった末、タトゥーシール発見パソコンで3重丸書いて切り抜いて水で貼ると美しい口輪ができました。

 

ほんとの完成、ちょっと色が違うのわかるかな、木目が少しみえるでしょ。

 

ラベルも貼ってみました。名前が書いてあるので、ばれないようにピンボケです。

 

 

9. 感想

 とっても簡単、小学校高学年の夏休みの工作に最適かも。音のよさを追求すればお父さんの日曜日の過ごし方としてもGood

10. 鳴らす 

 どうも音が小さいような気がする。付属の弦は2弦と4弦が同じ太さみたい。変だ楽器屋に行ってみよう。

 近所のヤマハでウクレレ弦を物色、ふむふむやはり全部太さが違うではないか、famousのブラックナイロン弦を購入。

 あれま音が格段に良くなっちゃた!! そう弦は換えたほうがよさそうね。

 

 チャカチャカ弾いているうちにだんだん音がよくなってくる、手放せなくなる、のめりこむ

 

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