二胡について

 

1. 二胡とは

ネット上で色々検索して調べてみました。ほとんど他サイト様の受け売りになってしまいますので
ここでは簡単に。

二胡(にこ erhu ) は中国の伝統楽器です。 日本では一般に胡弓と認識されていますが、
中国では胡弓とは呼ばないようです。
実のところ胡弓とは日本の古典楽器で三味線を弓で弾くような楽器なのだそうです。

二胡の起源は、9世紀頃中央アジアで発した弓弦楽器が東方に伝わった物で、
西方に伝わった物はヴァイオリンになったそうです。

一般に胡琴(フーチン)という大きなくくりで総称され、胡琴には 二胡、高胡、京胡、板胡などがある。
二胡は東洋のヴァイオリンとも呼ばれています。

ヴァイオリンとの違いは二胡には、指板がありません、音色はヴァイオリンに似てはいますが、
大きなビブラートやポルタメントを多用した独特の奏法が特徴的です。

2. 二胡の構造

お話を進める上で必要になりますので各部の名称を記しておきます。

 

 

 

 

 

 

 

コンジーディエン(控制テン) テンの字がありませんでしたのでここだけカタカナになりました。

 さて二胡は見た目非常に簡単な構造です。
6角形(または8角、円形もあるらしい)の琴筒(共鳴胴)に琴棹が突き刺さっており、
その先端に大きな琴軸(糸巻き)が二本差し込まれています。
この琴軸には金属(おそらくギア式)のものもあるそうで、こちらの方がチューニングがしやすいでしょう。

琴筒と琴棹はだいたい同じ材質で出来ていて、紫檀、黒檀、花梨、マホガニーなどが使われます。
私の二胡は黒檀らしいです。

琴筒の片側にニシキヘビの皮が張ってあります。安い物は合皮プリントのものもあります。

弦は内弦外弦の2本を琴筒の下面にあるピンにかけ、琴馬を琴筒の中心付近に立て、琴軸で巻き上げます。

琴軸と琴馬の間に千金なる糸が数回巻きつけてあるのですが、これはなかなか優れものだと思います。
私のこれまで知っていた弦楽器はすべて弦長(スケール)が決まっていました。
それゆえ手の小さな人は 指がとどかなかったり、 子供用に分数ヴァイオリンがあったりしました。

ところが二胡は千金をするするっと移動させるだけで、自分の手の大きさにあわせたスケールに変えられるので
子供からアンドレ(って誰)まで同じ二胡を使えるというのです。  まったく驚きです

また千金のしめ具合によって、弦のテンションが簡単に変えられることも新鮮でした。

琴馬と琴托の間にスポンジやフェルトを挟み込んでありますが、これで雑音や共振を減少させます。
購入した時は、梱包用の保護材かと思いました。

 私ニコパンダは自作派です。いずれ二胡も自作してみようかなどと企てております。